死さえ考えた「引きこもり」が会社員に!
社会的な“居場所”によって変わる人生
「秋葉原の無差別殺傷事件を引き起こした被告の気持ちがわかる」
そう明かす、10年余り引きこもった当事者はかつて、毎日のように「バイオハザード」のゲームの中で、人を殺していた。「実は、自分も死にたかった」と、ずっと思っていたという。
彼は当時、何度も死に方を考えた。しかし、結局、死に切れなかった。
同クリニックのスタッフが、そんな彼を“孤独地獄”の中から救い出した。クリニックに併設していた「虹の家」という当事者のフリースペースに、ある末期がんのそううつ病の当時者が通ってきていて、その後、知り合いになった。
彼は、「虹の家」のミーティングで、その末期がん当事者が一生懸命生きようとしている姿を見て、
「自分は死にたくてしょうがなかったのに。死って、そういうものではないんだ」
と肌で感じたという。
彼は、そんな人との関わりの中で、20年ぶりに桜の花を見て、思った。
「桜って、こんなにきれいなんだ」
以来、彼は希死念慮から抜け出し、仕事を見つけ、現在は会社員として働き続けている。
新居氏は、こういう。
「本人を支えるグループがあれば、どんな人でも、社会生活していけるようになります。少々おかしくたって構わない。それでいいんだと、認めてあげれば、いいのです。お互いフレンドリーなまま、その人の奇妙さとこちら側の奇妙さと、お互いどっこいどっこいではないですか」
同クリニックの訪問診療は、浜松市周辺で行われている。しかし、このような取り組みが全国に普及すれば、地域の中に潜在化していく多くの人たちを救いだす効果があるのかもしれない。(ダイアモンド オンラインより)
「分かち合うこと」これが人間性を取り戻すためには不可欠です。
分かち合える人を探してください!
それこそが、脱出の始まりです。
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