抗うつ剤の副作用に関するニュース

抗うつ剤の副作用に関するニュース

厚生労働省は2009年8月26日、「三環系」「四環系」と分類される抗うつ薬について、攻撃性が高まる副作用の恐れがあるとして、製薬会社に使用上の添付文書の注意の改訂を指示したと発表した。

三環形・四環系の抗うつ薬は、現在主流になっているSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)が認可される以前から処方されている抗うつ薬。「従来型」と言われることもある。

SSRIについては、他者への攻撃性を示す症例が続いたことを受けて、厚生労働省から同様の支持を受けていた。

三環形・四環形抗うつ薬についてもあらためて調査し、他者への傷害などにつながる副作用報告の約100件のうち3件は、投与との因果関係が否定できないと判断されたよう。

厚労省は、他害行為や自殺企図が報告されていることを使用上の注意に明記するとともに、衝動性の高い障害を持つ患者への投与は慎重にするよう求めている。

このエントリ更新時点で検索できたのは次の朝日と毎日の二つだが、

抗うつ剤:12種類、厚労省が注意改訂を指示(毎日新聞)
抗うつ薬、旧タイプも攻撃性増す傾向 厚労省が注意喚起(朝日新聞)

記事中では当てはまる製品数が微妙に違っていて(18社の22製品、とか、国内12社が販売する13製品とか)、また製品名成分名はクロミプラミン塩酸塩以外は明らかになっていない。