老人性うつ病の症状

高齢になってくると思うような事が出来なかったり、寂しい事も多くなり無口になったりします。足腰も弱まり物忘れが激しいという症状が現われ、家族は老化現象と思ってしまいます。

その期間にも本人は外部との刺激が無くなり、憂鬱な気分になり老人性うつ病になっているのです。病気と思い、いくつかの医療機関で検査をしても結果は正常の為、心療内科・精神科のある病院で老人性うつ病と診断されて治療が始まり、抗うつ薬・安定剤等を主治医の指示通り継続して服用しながら克服できるのです。

怖いのが回復の兆しが見えてきた時、突発的に自殺する例が多い為、家族は患者を独りにしない事が必要です。病院への通院は欠かさしては絶対にいけません。

老人性うつ病の症状

症状は個人的に差がありますが、早期では数週間~数ヶ月、長引く患者では年単位です。症状としては、抑うつ状態になる・イライラする・不眠症・食欲不振・体重変化・疲労感・物忘れ・異常な思考・死に対して異常な考え・集中力がない・無口で無表情になる・部屋から出ず寝てばかりいる・自分の事に構わなくなる(歯磨き、洗顔、入浴、着替え等)家族がこの症状に気がついていても老人だからの思い込みでしかなく、病院の専門科に受診した時にはすでに進行しているのがほとんどです。

家族が主治医と相談しながら、根気に治療するしか方法がありません。ただ、脳障害が発症してる場合もある為、脳の精密検査もお勧めします。医療機関内で、老人性うつ病のセミナーを開いている所もありますので一日でも早く克服する為にも、家族の方が参加されて患者への向き合い方等を勉強され、患者には家族のサポートが一番大切なのです。