「明日は朝から大事な会議がある、準備は万全なのに眠れない、寝坊したらどうしよう!今からなら寝ない方が安心かもし れない。」「週末はたっぷり休んだのに月曜日の朝はどうも苦手。休んだ気がしない。」・・・こんな経験、一度はあるのでは?でもこれが毎日続いたらどうで しょう。今回は5人に一人の割合で現代人を悩ます睡眠障害について解説いたします。 |
不眠症には大きく5つのタイプに分類されます。まず、あなたがどのタイプに当てはまるか見てみましょう。
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不眠の場合はまず、仕事や家庭生活でのストレスや心配事、「今夜も眠れないのではないか」「8時間眠らなくては」と、眠れないことや眠ること自体がプレッシャーとなってしまうことなど心理的なものがあげられます。 次に考えられるのが、24時間制社会からくるもの。夜昼交代制のシフト勤務や時差勤務、夜遅くまで起きていることで、生活のリズムが乱れま す。人間の体には、日が昇って明るくなると目覚め、暗くなると眠るという体内時計が備わっていますが、生活リズムが乱れると体がそのリズムに順応できなく なり、体内時計に狂いが生じて不眠になってしまうのです。 また、寝室の騒音や照明、温度や湿度、寝具などの環境的なことが原因で安眠できないこともあります。そのほかの原因として、コーヒーなどカ フェイン入りの飲み物やアルコール、タバコ(ニコチンには覚醒作用があります)などの摂りすぎ、寝る前に長時間テレビゲームなどをして脳が興奮してしまう こと、気管支喘息、皮膚のかゆみなどの病気で睡眠を妨げられること、うつ病や神経症などの精神疾患によるもの、などがあげられます。特に早朝覚醒の場合、 年をとるにつれて眠りが浅くなることや、うつ病などの精神疾患が関係する場合もあります。 それから、運動不足。休日に家でゆったりくつろいだつもりなのに、月曜日の朝が辛いなんてこと、身に覚えがありませんか。これは、肉体的疲労がないために睡眠の質が落ちているからです。 |
睡眠には、疲労を回復し、ストレスを解消する働きがあります。また、睡眠不足や睡眠障害等の睡眠の問題が事故につながることもあることから、快適な 睡眠を確保することは、いきいきとした健康な生活や事故の防止につながるものと考えられます。(厚生労働省:健康づくりのための睡眠指針検討会報告書よ り)
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上記、タイプ別の改善方法をご紹介しましたが、睡眠障害であるなしに関わらず、健康で快適な生活を送るには、質の高い睡眠が欠かせません。
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