経営者は、職場の中心に立って采配を振るい「ムードメーカー」として、誰よりも頑張っています。
独りでできないから、スタッフを雇い、組織を構築し、みんなが充分に報酬を受けて安心して生活していけることを願っています。
日本の社長さんたちは社員の50倍もの給与を平均で受けている欧米の社長たちとは違って、ほどほどの報酬でやりくりし、いざとなれば誰よりも大きな負債を背負い込む覚悟で生きています。
私も経営者を長くやっていますので、経営者の気持ちはとてもよく分かります。
NYに進出したときなどは、負債で数千万の負債を抱えました。
本当に社長・経営者は、世間が思っているほど華々しい立場ではありません。
経営者は、なんと言っても「孤独」です。それはその立場に立てる人が、どこにもいないことからも分かると思います。
同じ人間なのに、グチのひとつも言えないことが多いのです。同情を買うこともできない。
共感だって、そんなには受けることもありません。
能力が高いから経営者になったのでしょうが、能力の高さと忍耐力には限界があります。
エンジェルケアにも多くの経営者が、心の問題を抱えて相談にいらっしゃいます。
気を張って、テンション上げて生き抜こうとしてきたけど…。
その悩み、その辛さ、本当に深いです。
普通の方の悩みの吐露よりも、経営者の悩みを傾聴する時間は何倍も長くなるときがあります。
ついつい涙を誘われることも少なくありませんが、そんな経営者の方々が社会で支えている重荷を少しでも軽くして差し上げたいとカウンセラーとして、研鑽を積んでおります。
経営者の方々で、糸が切れてしまった方もどうぞお尋ね下さい。ささやかかもしれませんが、傍にいてあなたの先にある「光り」を探してまいりましょう。
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