磁気刺激治療でうつを治す?

最近話題のうつ治療に「磁気刺激治療」というものがあります。


脳に磁気を照射することで、薬と同じような化学変化を脳内に起こし、発生した電流でうつ病の治療に供するという治療の方法です。


電気を使うのでショックを与えるのかと思われる方もおられるかもしれませんが、そうではありませんので、ご安心ください。


脳の一部に軽い刺激を与えるだけのことなので、痛みや苦痛とは無縁の治療法です。もちろん麻酔も必要ありません。副作用もなく、皮膚に軽く刺激を感じる程度です。


これは、薬に抵抗がある方や薬の効果が見られない方に有効な治療となっています。


主に脳の前頭葉に向かっての磁気照射を行うのですが、効き目が穏やかなので数日かけて連続治療を行わなければならないというデメリットもあります。


脳にデバイスを埋め込み迷走神経束に磁気刺激を与え続ける方法もアメリカで発明されていますが、これには手術を必要とします。


日本での導入は、近年になって始まったばかりなので実施してくれるクリニックはあまり多くはありません。


もしご興味があれば、ご自分でクリニックにお問い合わせください。