心を落ち着かせる栄養素

食べ物ってとっても重要です。


私たちの体を維持し更新し、形作る原料となっているからです。


今日は、「お天気レシピ(http://recipe.bioweather.net/)」さんのページから、ちょっとためになる心を落ち着かせるのにお勧めできる食べ物と栄養素の一覧表をご紹介します。


イライラ・精神安定に効く栄養素
体調が変わる季節の変わり目や、ストレスの多い現代では、イライラや精神の不安定な状態が多く発生します。ストレス要因を取り除くと同時に、ストレスを予防する有効な栄養成分を含む食べ物を日常的に取り、安定した精神維持に気をつけましょう。 バランスよく食べることが基本ですが、「イライラ気味」「精神が不安定気味」と感じた時は、次のような栄養素を積極的に取り、精神安定を維持しましょう。


【トリプトファン】
精神安定・催眠・鎮痛などの作用のある神経伝達物質のセロトニンの原料となる必須アミノ酸で、牛乳から発見された。脳に運ばれたトリプトファンは、ビタミンB6やマグネシウムと一緒にセロトニンを作る。
トリプトファンを多く含む食品
バナナ、カッテージチーズ、牛乳、卵黄、凍み豆腐、落花生、黄な粉、アーモンド、干しゆばなど
【カルシウム】
骨や歯を作る栄養素であると同時に、神経の伝達機能神経の興奮を抑える働きがある。不足するとイライラするので、カルシウム吸収を高める働きのあるビタミンDも一緒に取ると効果が倍増する。
カルシウムを多く含む食品
乳製品(牛乳・チーズ・ヨーグルトなど)、魚類全般(煮干・イワシ丸干し・チリメンジャコ・ワカサギ・ドジョウなど)、ほうれん草、小松菜、ヒジキ、豆腐など
【ビタミンB6】
神経伝達物質の合成に欠かせないビタミンで、不足するとイライラや記憶力低下などの中枢神経の障害を引き起こす。たんぱく質の代謝を助け、皮膚をかぶれにくくする働きもある。
ビタミンB6を多く含む食品
酵母、レバー、胚芽、肉類、牛乳、豆、卵黄、野菜(葉菜類)、マグロ、鮭、サバ、サンマなど
【マグネシウム】
脳や神経の興奮を鎮め、精神安定に働く。清涼飲料や加工食品に多く含まれるリンの取り過ぎは、マグネシウムの吸収を妨げるので取り過ぎには注意が必要。
マグネシウムを多く含む食品
アーモンド、カシューナッツ、大豆、納豆、豆腐、干しヒジキ、昆布、ワカメ、カツオ、バナナ、枝豆、ほうれん草など
【ビタミンB1】
脳にとって唯一のエネルギー源であるブドウ糖の代謝に欠かせないビタミンで、不足するとイライラ・疲労感・記憶力や食欲の低下を引き起こす。
ビタミンB1を多く含む食品
米ぬか、大豆、落花生、豚肉、ウナギ、枝豆、卵黄、魚卵、じゃがいも、さつまいもなど
【ビタミンC】
不足するとストレスが解消されずに溜め込まれてしまう。ストレスが出ると体は対抗するため副腎皮質ホルモンを分泌する。ビタミンCは副腎皮質ホルモンの原料として使われるため、ストレスが続くと大量に消費される。
ビタミンCを多く含む食品
いちご、グレープフルーツ、オレンジ、ブロッコリー、ほうれん草、パセリ、菜の花、ピーマン、キャベツなど
【たんぱく質】
体の構成成分で、ビタミンCが副腎皮質ホルモンを合成する時に、酵素として働く。
たんぱく質を多く含む食品
肉類(豚モモ肉・牛モモ肉など)、魚類(アジ・マグロ・紅鮭・ウナギなど)、牛乳、乳製品(ヨーグルト・チーズなど)、豆腐、納豆など