インフォームド・コンセンサスとは、「説明に基づく同意」のことです。治療方法や効果、費用、うまくいかなかった場合などのことを説明し、「患者さんの同意を得なければならない」ということです。
Q.カウンセリングって何?
A.カウンセリングとは、心理学を用いた「対人援助技術」です。
カウンセリングでは、コミュニケーションを重視します。
Q.カウンセリングに行くとどうなる?
A.カウンセリングは、ただ話す場でも聞く場でもありません。
最初は自由に話していただきますが、その中からポイントをピックアップしていきます。そして、問題を解決していけるように支援をしていきます。
Q.どこで行うの?
A.カウンセリングはシンプルな部屋で行われます。華美な装飾はありません。最初はお互い緊張しますが、通われていく中で安心できる場になっていきます。
Q.どんな時に行けば?
A.落ち込んだ時、人とうまくいかない時、抜け出せなくなった時、怒りが抑えられなくなった時、涙が止まらない時、やりたいことが手につかない時など、一人で解決できない時が、カウンセリングに行く時です。
Q.何に悩んでいるかわからない
A.そんな時こそ、どこにも相談できる場所がないものです。
カウンセリングには、どうしたらいいかわからない時にいらしてください。
Q.うまく話せるか心配です
A.ほとんどの方が、「こんなことを相談してもよいのか」「わかってもらえないだろう」と不安を感じているものです。しかし、「早く来ればよかった」と言って予約を取られて帰られる方は少なくありません。
Q.どんな人が通っていますか?
A.若干女性が多いかもしれませんが、ほぼ女性が半数、男性が半数です。
小学校高学年頃から、カウンセリングを行うことが可能です。
Q.カウンセラーって選べますか?
A.カウンセラーを好みで選ぶことは、望ましいことではありません。
「特定のものにしか自分の気持ちはわからない」と感じていることが問題をこじらせてしまっている場合があります。
Q.合わなかったらやめられますか?
A.皆さんのお気持ちを重視し、カウンセリングを中断することはあります。しかし、相性が悪いという理由でやめられることはお勧めできません。そのような方は、日常的にも人間関係を断ち切りがちだからです。
相性が悪いと感じた正体とは一体なんなのかを考えていくことが大切です。
Q.やり方って一つ?
A.幾つもの技法が存在します。ホームページでも方針を明らかにしているように、当ルームでは「4つの技法」を段階的、選択的に行っています。
Q.アドバイスをしてもらえますか?
A.カウンセリングではアドバイスをした方が良い時と、そうでない時があります。実際はアドバイスをすることがほとんどです。ただアドバイスばかりするところや、逆に一切アドバイスをしないというカウンセラーには注意しましょう。
Q.病名がわかりますか?
A.病気を特定することは「診断」と言い、医師だけが行えることなのでカウンセラーは病名を告げません。
Q.保険が適用されますか?
A.自由診療なので保険は適用されません。心理学を背景にカウンセリングを行っている者にとってはもどかしい状況です。
Q.薬は出してもらえますか?
A.病院ではないので薬は出せません。カウンセリングルームには、「薬が欲しい」という人も「薬を飲みたくない」という人もどちらもいらっしゃいます。
Q.誰にも知られず通いたい
A.個人情報に関しては、他者・他機関に伝えません。
例外的に、虐待、DV(家庭内暴力)、自傷他害、命や権利に関わることが発覚した場合には、まずご本人に納得していただき、適所に通報させていただくことはあります。
Q.同時にほかのカウンセリングに行くことは?
A.良いカウンセラーに出会いたいという気持ちはわかります。
比較したい場合は、通ってよいと思います。ただし「都合のいいカウンセラー」と「役に立つカウンセラー」を混同しないようにご注意ください。
Q.どのくらい通うと良くなる?
A.統計では、12~16回ほどで結果が出るとされています。しかし統計なので個人差があります。どんな状態になったら良いと言えるのか、まずはそこから話し合っていきましょう。長さよりも頻度が重要です。
Q.子どもを通わせたい
A.子供が自分で受けたいと言っている場合は問題ありません。無理やり連れてきても子どもは心を開きません。まずは保護者が通ってください。一緒に考えいるということを知らせるほうがスムーズに始まります。