暗い、鉄扉?中が見えない…怖い!!!

どちらが良かったのか?
どちらが良かったのか?

カウンセリングルームって、あまり目立つところじゃ入りづらい。

でも、入口まで行って、できればドアから中を覗いて確かめたい。

どんな雰囲気なのかなぁ。緊張するなぁ…。

 

 

よーーーく、わかります。

歯医者だって、やっぱり入口とかビルの佇まいとか、いろいろチェックしてから初診を受ける自分がいますから。

 

さて、当ルームに関して言えば、悲しいかな。

ビルは、普通のマンションにしか見えません。

実際、住居で使っている方も居られます。

 

看板の印刷シールは、手違いもあって、まだ届いていないし、HPを頼りに来られても、どこかわからない方がほとんどだと思います。

本当に心苦しく思います。

 

勇気を出して、一歩ビルに入ったとしても、残念ながら共用部分の廊下は明るくありません。

 

さらに、当ルームの扉は古びています。扉は、ビル全体で順次塗り替え中なのですが、まだ順番が回ってきていません。多分塗替えは、来年になりそうです。いずれは、ガラスの扉に変えようと思っているのですが、今はそこまで経費をかけられません。

 

というわけで、当ルームの状況は、初めての方には「怖い、不安!」という気持ちを抱かせるのに十分な条件を備えています。

まことに申し訳ありません。

 

そして、ルームの中のことを言えば、同業者に「事務所臭い」と言われてしまいました。南向きなのに、マンションやホテル、そして高層ビル群などがあるので、ハッキリ言って明るくはありません。

「ここでやっていくのは、厳しいかなぁ」とは、自分でもよく思ってしまいます。

 

でも、開業にあたって考えたのは、

1)経費を抑えて、困っている方にすぐに利用できる「良心的な価格帯でのサービス」を提供したい。

2)心も体も弱っている方に、あまり人ごみを歩かせたくないので「1階の物件」で、せめて外から扉が確認できる処が良い。そして、何より「最寄駅から徒歩1分」で来れるところ。

という条件でした。

 

「どこにも完全な物は無い」のですから、折り合いをつけていかねばならないのは開業にあたっても同じでした。

 

「保険適応外診察だから、カウンセリングにかかる費用は高額。」それが業界の常識です。

しかし、深刻な悩みを持っておられる方ほど、経済状況も厳しいのは、経験上十分に承知しておりました。

 

ルームに金をかけるより、利用しやすい価格帯で寄り添うサービスを、満足していただけるサービスを、何より一刻も早い回復のお手伝いをさせていただこう。

「見た目より中身だ!」と考えた結果が、この選択となりました。

 

これが良い選択だったかは、今後分かっていくことでしょう。

実を言えば、かなりドキドキしています…。